何故、イスラエルは国連を嫌い、攻撃するのか―背景に恐るべき本性
先月末29日に、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のトップであるフィリップ・ラザリーニ事務局長が来日し、上川陽子外務大臣らと会談しました。UNRWAの支援はガザの人道危機が深刻化する中で、人々の命綱となっていますが、イスラエル側はUNRWAの職員の一部が昨年10月7日のハマス等による襲撃に関わった疑惑があると主張。これを受けて、日本政府は、UNRWAへの拠出金を停止していました。今回、ラザリーニ事務局長の組織運営の改善についての説明を受け、近く日本として資金拠出を再開するとのことですが、そもそも、イスエラエルの主張を真に受けたこと自体が問題だと言えます。イスラエルはUNRWA等、ガザ支援を行う国連組織を敵視しており、その機能停止のための「キャンペーン」を行っているからです。
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