「ガザに原爆」より酷い?ネタニヤフ首相演説の恐るべき"真意"―日本が国連と共にすべきこと
イスラエル政府閣僚が「ガザに核兵器を使えばいい」と発言し、問題となりましたが、今回の記事では、ある意味、それ以上に酷いとも言えるネタニヤフ首相の発言の意味するものについて解説しつつ、国連関係者らによるガザ攻撃批判を紹介、この問題で日本がやるべきことを模索します。
志葉玲
2023.11.07
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演説するイスラエルのネタニヤフ首相 出典:イスラエル政府
こんにちは、ジャーナリストの志葉です。パレスチナ自治区ガザへのイスラエル軍の凄まじい空爆が止まりません。ガザ側の被害者は、本稿を書いている時点で1万人を超えました。ハマス等による襲撃への報復ということを考慮しても、難民キャンプに強力なミサイルを何発も撃ち込んで、住民ごと吹き飛ばしたり、救急車の車列へ攻撃したりするなど、常軌を逸していると言えるでしょう。そうした中、イスラエル政府閣僚が「ガザに原爆を使うのも選択肢の一つ」と発言し、問題となりましたが、今回の記事では、ある意味、「ガザに原爆」発言より酷い、ネタニヤフ首相の"真意"を解説し、ガザ攻撃への国連関係機関等による批判を紹介しながら、この問題で日本がやるべきことを模索します。
【本記事の内容】国連関係者が「ジェノサイド」と批判/民間人保護は「選択肢」ではなく「義務」/攻撃目標はハマスなのか一般市民なのか?/ネタニヤフ首相の「ガザ皆殺し」発言/「ガザの消滅」が最終目的?/「これは第二の独立戦争」発言が意味するもの/繰り返される国際法違反に日本も毅然とした姿勢を